作品情報
『キング・オブ・ペイン -最強の痛み決定戦!-』(原題:Kings of Pain)
公開 | 2019年 |
---|---|
エピソード数 | 40分×9回 |
出演 | アダム・ソーン、ロブ・アリーヴァ(ケイブマン) |
配給 | ヒストリー |
概要
たまたまこの番組を見つけて、かなり面白かったので紹介したいと思います。
『キング・オブ・ペイン』は、「ヒストリー」というアメリカの有料チャンネルで放送されたテレビ番組。このチャンネルでは、主に歴史やドキュメンタリーの番組を制作しています。
アメリカでは2019年に放送され、シーズン1としてはひとまず完結しています。
現地では既にシーズン2が放送されましたが、日本で配信されるかは不明です。
内容
野生生物学者のアダム・ソーンと、動物調教師の”ケイブマン”ことロブ・アリーヴァが、毒を持つ様々な生物に刺されたり噛まれたりして、「痛み」のガイドブックを作っていくというものです。
しかも、生き物は用意されているわけではありません。自ら生息地まで赴き、探して捕まえるという徹底ぶりです。
痛みの指標は、
- 痛みの強さ(Intensity)
- 痛みの持続性(Duration)
- 身体へのダメージ(Damage)
の3項目で各10点、合計30点満点で評価されます。
ミツバチに刺された時の症状を各項目1点、合計3点とし、これを基準とします。
実は、同じような実験が過去にも行われています。1983年、昆虫学者のジャスティン・シュミット自らが実験台となり、虫刺されによる痛みの4段階評価の調査を開始しました。
この研究の検証と拡充も、この番組の1つの目的です。
感想
別に彼らがドMなわけではなく、あくまでちゃんとした研究・調査のためです。
刺される側もすごく痛そうですが、それを見ている相棒が、めちゃくちゃ気の毒そうな顔をしていて、不覚にも笑ってしまいます。自分たちから進んでやってることなのにw
横で待機している医者も、刺される姿に苦笑いで若干引いていますw
ただ、刺される瞬間どアップで映されるので、虫やグロテスクなものが苦手な方は注意した方が良いと思います。
私が観始めてすぐは、トントン拍子に進むので、もしかしてヤラセでは?と少し疑いましたが、9話の番外編を観ると、そうではないと分かりました。
番外編では、噛まれた傷跡や捕まえた虫を逃がす失敗、難航する虫の捕獲などが映され、まさに裏側の内容を観ることができます。