ホラー映画で地位を確立した2社が合併
個人的に、かなり嬉しいニュースが舞い込んできました。
大好きな2つの映画製作会社「ブラムハウス・プロダクションズ」と「アトミック・モンスター」が合併し、今後協力して映画製作をしていくというものです。
この2つの会社については、以前の記事で詳しく紹介しています。⇩
この2つの会社は主にホラー映画に注力しており、また、単に怖がらせるだけではない一味違う設定だったり、驚くような意外な展開を用意しているといった点で共通点があります。
合併と一言で言っても、1つの会社に統合するわけではありません。お互いのアイデンティティは保ちつつ、あくまでも協力しながら、映画だけでなくゲームなど他の分野にも拡大していこうというものです。
合併までの経緯
2010年以降、両社の代表であるジェイソン・ブラムとジェームズ・ワンは、10年以上にわたって映画『インシディアス』シリーズで度々タッグを組んできた。
2022年11月、ブラムハウスが締結しているユニバーサル・ピクチャーズとのファーストルック契約*1を共有する形で、両社が合併に向けて交渉中だと報じられた。(アトミック・モンスターは、ワーナー・ブラザース・ピクチャーズとファーストルック契約を結んでいた。)
2023年1月、両社が初めて共同製作した映画『M3GAN/ミーガン』がユニバーサル配給で公開された。全世界興収1億8,000万ドルを記録し、批評家からも絶賛された。純利益は7,880万ドルと推定され、続編の製作も決定している。
2024年1月2日、合併の話が出てから一年以上経過し、ようやく合併が正式に発表された。ブラムは、「通常、劇場公開は年間3~4本だが、ジェームズと協力しながら倍の6~8本に増やしたい」と語った。
2024年1月5日、合併後初となる、両社製作の映画『Night Swim(原題)』がユニバーサル配給で公開された。しかし、批評家からの評価は思わしくなかった。
個人的に好きな作品
ブラムハウス・プロダクションズ
- 『セッション』(2014)
- 『ゲット・アウト』(2017)
- 『カムガール』(2018)
- 『ブラック・クランズマン』(2018)
- 『透明人間』(2020)
- 『ザ・ハント』(2020)
- 『冷たい嘘』(2020)
- 『ザ・スイッチ』(2020)
アトミック・モンスター
*1:契約を結んだ配給会社が優先的に観ることができる契約で、独占契約ではない。