映画好きのドグマ

映画についての素人の戯言

【実在する?】過激なネットビジネスの闇『カムガール』

作品情報

ムガール(原題:Cam)

公開 2018年
上映時間 94分
監督 ダニエル・ゴールドハーバー
出演 マデリーン・ブルーワー他
製作会社 ブラムハウス・プロダクションズ
評価 雰囲気や演出、ブルーワーの演技が評価され、批評家から好評を得る。
米レビューサイトRotten Tmatoesでフレッシュ認定。

あらすじ

野心的なカムガールのアリスは、自分と瓜二つの女にアダルトサイトのアカウントを乗っ取られる。彼女は過激なパフォーマンスで急激にファンを増やしていく。

彼女は誰なのか、そして目的は何なのか?―

感想

レビューサイトFilmarksでの評価は2.9/5と芳しくないですが、個人的には4を付けるくらい、短い時間ながら面白かったです。

1つは、掴みどころのない恐怖や不穏な空気が常にあり、緊張感が続いたことで引き込まれました。この要素がブラムハウスっぽくて好きでした。

また、こういう事件は実際に起こっていてもおかしくないし、どこかで大金稼いでる人がいるのにはムカつきます。

主人公が最後に取る行動には、どこか『セッション』に通ずるものを感じました。
この行動が腑に落ちないと言っている方もいますが、私は全然有り得ると思います。 
むしろそっちにいくか、と面白かったです。

雑記

実体験を参考に

本作の脚本家アイザ・マッゼイは、実際にカムガールとして活動しており、脚本にはその経験を反映させた。

彼女は執筆中、『セッション』と『ブラック・スワン』をよく観たそう。どちらの主人公も野心的で、自分の目指すものに執着するという特徴がある。
この情報を知る前に、『セッション』に似た雰囲気を感じ取れたのは少し嬉しかったですw

また、デヴィッド・クローネンバーグの『ヴィデオドローム』にも触発されたそう。

3作品全て面白いので、オススメです。『セッション』の感想も書いているので、ぜひ読んでみてください。