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映画についての素人の戯言

作曲家で映画を観る②:ブライアン・タイラー

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基本情報

名前 ブライアン・タイラー/Brian Tyler
誕生日 1972年5月8日(51歳)
出身地 アメリカ合衆国
エミー賞

※全てノミネート

プライムタイム

  • 『Last Call』(第54回)
  • 『スリーピー・ホロウ』(第66回)
  • 『1883』(第74回)

デイタイム

  • 『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』(第38回)
英国アカデミー賞(BAFTA)
  • 『Far Cry 3』(第9回、ゲーム音楽
  • 『アサシンクリードIV ブラック フラッグ』(第10回、ゲーム音楽

カリフォルニア大学ロサンゼルス校で学士号を、ハーバード大学で修士号を取得しており、音楽以外の分野でも優秀。学生時代は、歴史哲学を勉強していた。

2003年、体調の悪化で降板したジェリー・ゴールドスミスから引き継いだ『タイムライン』の劇伴で注目される。
2004年のゴールドスミスの死後には、彼がそれまで担当していた『ランボー』シリーズの音楽も引き継いだ。

その年に最も優れた映画音楽作曲家に贈られる国際映画音楽批評家協会 作曲家賞に2度(2009年と2013年)ノミネートされている。

2012年、ユニバーサル・ピクチャーズの100周年を記念して、ゴールドスミスが作曲した同社のファンファーレを新しく作曲・編曲した。

2013年、MCU作品のオープニングで流れる『マーベル・スタジオ・ファンファーレ』を作曲した。

他にも、ゲーム音楽やゴルフの全米オープン、フォーミュラ1のテーマ曲なども手掛けている。

特徴

主に作曲やオーケストラを指揮することが多いが、自身もドラム、ギター、ピアノ、ベース、チェロ、パーカッションなど様々な楽器を演奏することができる。本人いわく「数えたことは無いが、30~40は演奏できると思う」とのこと。

携わった作品は全世界で約150億ドルの興行収入を記録しており、興行収入の多い映画音楽の作曲家トップ10にランクインしている。

お気に入りの映画に『2001 年宇宙の旅』『スパイナル・タップ』『めまい』『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』『E.T.』などを挙げている。

影響を受けた人物に

  • バーナード・ハーマン
  • ジョン・ウィリアムズ
  • ヴァンゲリス
  • アラン・シルヴェストリ
  • ジェームズ・ニュートン・ハワード
  • ダニー・エルフマン
  • トーマス・ニューマン
  • ハンス・ジマー 

などを挙げている。

個人的に好きな楽曲

『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』(2007)

『ドラゴンボール EVOLUTION』(2009)

内容は散々でしたが、音楽は普通に良いです。
良くも悪くも、マーベル映画で流れていそうな音楽です。

『ファイナル・デッドサーキット 3D』(2009)

個人的に、本作みたいな頭を空っぽにして楽しめるパニック映画に、テンションが上がる音楽が使われていると誰が作ったのか気になって調べてしまいます。

『ファイナル・デッドブリッジ』(2011)

『アイアンマン3』(2013)

『アイアンマン3』は、頻繁にスーツのお着替えをするのでずっと楽しいです。

アイアンマン3

アイアンマン3

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『グランド・イリュージョン』(2013)

大好きな映画です!
本作の音楽がきっかけで、ブライアン・タイラーという作曲家を知りました。
MVの最後には、お茶目な演出も。

『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』(2016)

ジェシー・アイゼンバーグ演じるアトラスが、雨を止めるマジックを披露するシーンから流れ始めます。かなりお気に入りのシーンです。

また作中で行われる全てのマジックが理論上、実現可能だということにもテンションが上がります。

『1883』(2021)

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023)

全世代が聞き馴染みのあるマリオ音楽の、まさにタイラー版。

番外編

『Far Cry 3』(2012)

『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』(2013)

フォーミュラ1(F1世界選手権)公式テーマ曲(2018)

最後に

内容も大好きな『グランド・イリュージョン』で初めてブライアン・タイラーを知り、今では、彼が携わっている作品なら見てみようかなと思うくらいです。

音楽はもちろん、ライブに出ている映像もカッコ良くて華があります。