映画好きのドグマ

映画についての素人の戯言

作曲家で映画を観る①:ハンス・ジマー

基本情報

名前 ハンス・ジマー/Hans Zimmer
誕生日 1957年9月12日(66歳)
出身地 西ドイツ、フランクフルト
アカデミー賞

※太字は受賞

  • 『レインマン』(第61回)
  • 『ライオン・キング』(第67回)
  • 『プリンス・オブ・エジプト』(第71回)
  • 『シン・レッド・ライン』(第71回)
  • 『グラディエーター』(第73回)
  • 『シャーロック・ホームズ』(第82回)
  • 『インセプション』(第83回)
  • 『インターステラー』(第87回)
  • 『ダンケルク』(第90回)
  • 『DUNE/デューン 砂の惑星』(第94回)
ゴールデングローブ賞
  • 『ライオン・キング』(第52回)
  • 『グラディエーター』(第58回)
  • 『スピリット スタリオン・オブ・ザ・シマロン』(第60回)
  • 『ラスト サムライ』(第61回)
  • 『ダ・ヴィンチ・コード』(第64回)
  • 『インセプション』(第68回)
  • 『インターステラー』(第72回)
  • 『ダンケルク』(第75回)
  • 『DUNE/デューン 砂の惑星』(第79回)
クリティクス・チョイス・アワード
  • 『エル・ドラド 黄金の都』、『グラディエーター』、『ミッション・インポッシブル2』(第6回)
  • 『ラスト サムライ』(第9回)
  • 『ダ・ヴィンチ・コード』(第12回)
  • 『ダークナイト』(第14回)
  • 『シャーロック・ホームズ』(第15回)
  • 『インセプション』(第16回)
  • 『それでも夜は明ける』(第19回)
  • 『インターステラー』(第20回)
  • 『ダンケルク』、『ブレードランナー 2049』(第23回)
  • 『DUNE/デューン 砂の惑星』(第27回)
サテライト賞
  • 『シン・レッド・ライン』(第3回)
  • 『グラディエーター』(第5回)
  • 『ラスト サムライ』(第8回)
  • 『インセプション』(第14回)
  • 『それでも夜は明ける』(第18回)
  • 『インターステラー』(第19回)
  • 『ドリーム』(第21回)
  • 『ダンケルク』(第22回)
  • 『DUNE/デューン 砂の惑星』(第26回)
  • 『トップガン マーヴェリック』(第27回)
英国アカデミー賞(BAFTA)
  • 『テルマ&ルイーズ』(第45回)
  • 『ダークナイト』(第62回)
  • 『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』(第63回、ゲーム音楽
  • 『インセプション』(第64回)
  • 『それでも夜は明ける』(第67回)
  • 『インターステラー』(第68回)
  • 『ダンケルク』、『ブレードランナー 2049』(第71回)
  • 『DUNE/デューン 砂の惑星』(第75回)
アニー賞
  • 『エル・ドラド 黄金の都』(第28回)
  • 『マダガスカル』(第33回)
  • 『カンフー・パンダ』、『マスター・ファイブの秘密』(第36回)
  • 『リトルプリンス 星の王子さまと私』(第44回)
グラミー賞
  • 『ドライビング Miss デイジー』(第33回)
  • 『ライオン・キング』(第37回)
  • 『クリムゾン・タイド』(第38回)
  • 『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(第49回)
  • 『ダークナイト』(第51回)
  • 『インセプション』(第53回)
  • 『インターステラー』(第58回)
  • 『ライオン・キング』(第62回)
  • 『トップガン マーヴェリック』、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(第65回)

今や誰もが知るハリウッドを代表する映画作曲家。

6歳の頃から音楽家を目指し、10代でイギリスに渡りキーボード奏者として活動。1980年代にイギリスの映画作曲家スタンリー・マイヤーズに師事し作曲家に転身、その後アメリカに渡った。

1988年、『レインマン』で初めてアカデミー作曲賞にノミネートされ、一躍脚光を浴びる。
1994年の『ライオン・キング』では、アカデミー作曲賞、ゴールデングローブ音楽賞、グラミー賞をトリプル受賞。

2000年代以降は、特にクリストファー・ノーラン監督とのタッグで知られ、アカデミー賞に3度ノミネートされている(『インセプション』『ダンケルク』『インターステラー』)。

2021年、『DUNE/デューン 砂の惑星』で再びアカデミー作曲賞とゴールデングローブ音楽賞をダブル受賞した。

後進の育成にも積極的で、自身が率いる映画音楽スタジオ「リモートコントロール・プロダクションズ」には名だたる作曲家が多数在籍している。

特徴

シンセサイザーなどの電子音楽と豪華なオーケストラとの融合が大きな特徴。

単なるバックグラウンドで流れる映画音楽ではなく、作品に影響を与える演出の一部としての映画音楽を確立した。

個人的に好きな楽曲

有名なものばかりで、選ぶのが難しい!!!

『インターステラー』(2014)

難解で壮大なSF作品と、パイプオルガンの神秘的な音の相性が抜群です。
映画音楽にあまり興味が無かった頃、この作品で一気にジマーのファンになりました。

ちなみに、ジマー本人も本作の音楽が一番気に入っているみたいです。

www.instagram.com

『レインマン』(1988)

特に大好きで、ぜひ観てほしい作品です!

ストーリーも、ジマーのことも何も知らずに観た作品。内容もさることながら、音楽がとても良くて鑑賞後すぐに音楽を探したのを覚えています。

レインマン(字幕版)

『バックドラフト』(1991)

日本のバラエティ番組『料理の鉄人』でも使われたメインテーマは有名ですね。聴くだけで、何かを成し遂げたような気分になれます。

バックドラフト (字幕版)

『ライオン・キング』(1994)

静かでありながら壮大な音楽で、ノスタルジックな気持ちになります。

ライオン・キング (字幕版)

『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003)

あまりにも有名で、説明の必要はないですね!!
聴いてるだけでテンションが上がり、冒険に出てるかのような気持ちにさせてくれます。

この映画に関しては、ジマーが他の作業で忙しかったため、ジマーが作曲をしクラウス・バデルトがその後の作業を進めたそうです。

特に好きな曲は⇩の2つです!

『カンフー・パンダ』(2008)

本作は、ジョン・パウエルとの共同制作。アニメ映画ということで、軽快でノリノリな曲が多いですが、中には、中国音楽を感じさせる美しい笛の音が響く壮大な音楽もあります。

カンフー・パンダ (字幕版)

『ダークナイト』(2008)

本作は、 ジェームズ・ニュートン・ハワードとの共同制作。
これから何か重大なことが起こりそうな雰囲気を感じさせます。

マン・オブ・スティール(字幕版)

『シャーロック・ホームズ』(2009)

ガイ・リッチーが監督を務めたアクション満載のシャーロック・ホームズ。
特にテーマ曲が好きで、かなり耳に残ります。

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『マン・オブ・スティール』(2013)

スーパーヒーロー映画の中でもかなりダークな作品。
評価は思わしくなかったようですが、スーパーマンが着地する時の重力が感じられる演出が好きです。

マン・オブ・スティール(字幕版)

『リトルプリンス 星の王子さまと私』(2015)

本作は、リチャード・ハーヴェイとの共同制作。

明るい音楽もあり、感傷的になる音楽もあり、素敵な気分になれます。
歌っているのは、カミーユというフランスの女性歌手です。

リトルプリンス 星の王子さまと私(字幕版)

『ブレードランナー2049』(2017)

本作は、ベンジャミン・ウォルフィッシュと共同制作。
それぞれのシーンはもちろん、作品自体の雰囲気にもピッタリで聞き入ってしまいます。

『ライオン・キング』(2019)

壮大でありながら、どこか感傷的になる音楽です。
映画と併せて聴くと、より心に響きます。

『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)

それまで5作品連続でタッグを組んでいたクリストファー・ノーラン監督の『TENET テネット』を断ってまで、本作のオファーを受けたそうです。

DUNE/デューン 砂の惑星(字幕版)

最後に

長年活躍してきたハンス・ジマーだったというのもありますが、思った以上に大変でした…w

今後続けていくかは未定ですw

⇩次回
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