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【人物相関図あり】多数のアラン・ポー作品を大胆にオマージュしたNetflixドラマ『アッシャー家の崩壊』

前回の記事

ほぼ全ての登場人物の名前やキャラクターが、エドガー・アラン・ポーの小説からオマージュしたものになっています。それらについて詳しくまとめているので、ぜひ読んでみてください。

作品情報

『アッシャー家の崩壊』(原題:The Fall of the House of Usher

公開 2023年
エピソード数 60分×8話
原案 マイク・フラナガン
監督・脚本 マイク・フラナガン
出演 カーラ・グギーノブルース・グリーンウッドメアリー・マクドネル、カール・ランブリー、マーク・ハミルヘンリー・トーマス、ケイト・シーゲル、ラフル・コーリ、サマンサ・スローヤン、タニア・ミラー他
配給 Netflix
評価 海外レビューサイトRotten Tomatoesで支持率90%を獲得。

あらすじ

財産と未来を守り抜くため、非情な双子の兄妹は大きな富と権力を持つ一族を築き上げる。

しかし、後継者たちが次々と不可解な死を遂げていき、兄妹は自身の過去と向き合うことになる—

人物相関図

アッシャー家の崩壊.pdf - Google ドライブ

アッシャー家の崩壊.pdf - Google ドライブ

感想

マイク・フラナガンのホラーはやっぱり最高でした!
個人的には、『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』を観た時の衝撃は、さすがに超えてきませんでした。

フラナガン作品常連組、新規組含めてかなりの演技派で、とても惹き込まれました。
特に、マーク・ハミルを初めて知りましたが、かなりの存在感でした。

かなりの数のエドガー・アラン・ポー作品のオマージュがあります。
登場人物の名前も、ほぼ全てポーの作品にちなんでいます。
詳しくは、前回の記事を読んでみてください。

雑記

フォーチュナート製薬

ネタバレを読む

フォーチュナート製薬の名前は、『アモンティリャードの樽』の登場人物から取っている。小説の主人公「私」は、地下聖堂の窪んだ納骨堂にフォルトゥナートを誘い、胴体を鎖で繋ぐ。さらに、レンガを積み上げモルタルで固めて閉じ込める。

ドラマの中で行った行為と全く同じです。

ジョン・ニール

ジョン・ニールについて、書き忘れていました。彼は実在した人物で、ポーに批判的な批評がされる中、ポーを擁護した人物として知られています。

アーサー・ピム

前回の記事で、ポーの作品でアーサー・ピムは食人を行ったことに言及しましたが、本作でもその件に対して言及されていました。

彼は、トランスグローブ遠征隊として1979年にイギリスを出発。南北両曲を通過し、16万キロの道のりを乗り越え、1982年に帰還します。