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【映画と音楽の融合】キャストとファンの要望で実現『GotG:Volume 3』

作品情報

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:Volume 3』

公開 2023年
上映時間 150分
監督、脚本 ジェームズ・ガン
出演 クリス・プラットゾーイ・サルダナ、カレン・ギラン、デイヴ・バウティスタ、ポム・クレメンティーフ、ブラッドリー・クーパーヴィン・ディーゼル、ショーン・ガン、チュクーディ・イウジ、エリザベス・デビッキ、ウィル・ポールター他
音楽 ジョン・マーフィー
製作会社 マーベル・スタジオ
配給 ディズニー
評価 公開から4日後の時点で、世界興行収入約3億ドルを記録。

あらすじ

再建したノーウェアを拠点に暮らすガーディアンズ。ある夜、愛するガモーラを亡くして酒に溺れるピーターたちガーディアンズが全身金色の男に奇襲され、ロケットが重傷を負う。彼の命を救うカギは、ロケットの過去に隠されていた。

ガーディアンズはロケット、そして銀河を救うため、壮絶なミッションに挑む——

感想

2時間半あるとは、微塵も感じませんでした。

ストーリーに緩急がありすぎて、退屈する暇がありませんでした。
また、今作はアライグマのロケットが主人公となっています。今までに、CGが主人公の実写映画があったでしょうか?すごく面白い試みです。

登場人物に超能力者が多い分、ストーリーはご都合感がありますが、個々の心理描写はリアルに感じました。(特にガモーラ)

個人的には、ネビュラを好きになる作品でもありました。ネビュラがあんなにロケットを慕っていたことには驚きました。

ハイ・エボリューショナリーもアダムも、悪役として魅力的なキャラでした。

雑記

キャストとファンの要望により実現

MCU初の”Fワード”

MCU映画で初めて、”Fワード”が使用された。ガン監督いわく「クリスに付け加えるように伝えたところ、より笑えるシーンになったので残すことにした。」というガン監督らしいシンプルな理由。

グルートの胸アツな裏設定

ネタバレを読む

グルートといえば、例外的に1作目で「We are Groot」と発した以外、「I am Groot」しか喋らないことでお馴染み。ガーディアンズはこの“グルート語”を理解しているが、本作に登場したガモーラ(ガーディアンズと出会う前ver.)は、同じ言葉を繰り返すグルートに苛立っていた。

ところが本作の終盤、戦いを終えてそれぞれの進路を歩もうとするメンバーたちに、グルートが「I love you guys」と発言!

このシーンについて、グルートはいつも通り「I am Groot」と言っていて、「I love you guys」と聞こえたのは、3部作を共にした観客が、遂にグルート語を理解できるようになったという説が唱えられた。

この素敵な説について、ガン監督はTwitterで「ネタバレ… そうです、まさにそういう意図だった」と認めた。

これまで「I am Groot」としか喋れないグルートを愛してきたが、ついに観客自身もグルート語が分かるようになったのだ。あのシーンは、3部作を応援してきたファンへのささやかな贈り物だったのだ。

MCU恒例、カメオ出演の数々
  • リンダ・カーデリーニ
    改造されたカワウソ「ライラ」の声とモーションキャプチャーを担当。
    MCUでは、ホークアイの妻・ローラ・バートン役でも出演。
  • ダニエラ・メルシオール
    オルゴ・コープの受付「ウラ」役で出演。
    ガン監督の『ザ・スーサイド・スクワッド』には、クレオ・カゾ/ラットキャッチャー2役で出演し、一躍注目を集めた。
  • ジェニファー・ホランド(ガン監督の妻)
    オルゴ・コープ社のセキュリティ担当「クウォル(Kick-ass Woman OverLord)」役で出演。
  • マイケル・ルーカ―
    クイルの育ての親「ヨンドゥ」役でシリーズに復帰。
    『ザ・スーサイド・スクワッド』には、ブライアン・ダーリン/サーバント役で出演。
  • ディー・ブラッドリー・ベイカ
    不思議な見た目のペット「ブラープ」の声を担当。
    ガン監督のドラマ『ピースメイカー』では、ペットのワシ・Eaglyの声を担当。
    『シャン・チー/テン・リングスの伝説』に登場した、4つの翼と6本の足を持つ生物、モーリスの声も担当。
  • ジュディ・グリア
    豚の頭を持つサイボーグ「ウォー・ピッグ」の声を担当。
    アントマン』シリーズに、主人公スコットの元妻・マギー役でも出演。
  • タラ・ストロング
    ラベジャーズのメンバーである、頭部のロボット「メインフレーム」の声を担当。
    ドラマ『ロキ』では、マスコット的存在であるミス・ミニッツの声も担当。
  • ジェームズ・ガン
    マンティスが驚くほどの醜い姿に改造された生物「ラム・シャンク」の声を担当。
  • クリストファー・フェアバンク
    シリーズ1作目の『GotG』にも登場した商人「ブローカー」役で出演。
  • セス・グリーン
    ヒル姿の「ハワード・ザ・ダック」の声を担当。
  • レット・ミラー
    『GotG:ホリデー・スペシャル』に登場したバンドマン「ビゼミキトコロク」役で再出演。
    実際に、人気バンド「オールド97’s」のボーカルでもある。
  • ケヴィン・ベーコン
    エンドクレジット後に映る新聞に、『GotG:ホリデー・スペシャル』で起きた事件についての記事が載っている。
  • カイ・ゼン
    ミッドクレジットで、新生ガーディアンズの一員になった超能力者「ファイラ」役で出演。フルネームはおそらく、ファイラ・ベル。
    コミック版では、「マー=ベル(初代キャプテン・マーベル)」の遺伝子上の娘という設定で、4代目を襲名する。その後、2代目「クエーサー」を襲名する。
    また、「ヘザー・ダグラス」(人間だったドラックスの娘)とはカップルで、同性愛者という設定。彼女は「ムーン・ドラゴン」という、坊主頭のヒーローでもある。後に、2人揃ってガーディアンズに加入することになる。
    MCU版でもそうなる可能性が?