映画好きのドグマ

映画についての素人の戯言

【老人と少年】孤独な老人が最後に思うこととは。『グラン・トリノ』

作品情報

グラン・トリノ』(原題:Gran Torino)

公開 2008年
上映時間 117分
監督 クリント・イーストウッド
脚本 ニック・シェンク
出演 クリント・イーストウッド、ビー・ヴァン、アーニー・ハー他
音楽 カイル・イーストウッド
評価 第35回サターン賞でアクション/アドベンチャー/スリラー映画賞にノミネート。
監督した全40作中、2番目に多い興行収入を記録。

あらすじ

朝鮮戦争の従軍を経験し、今は孤独に暮らす気難しい老人ウォルト。隣に引っ越してきたアジア系移民の家族と交流するうちに、心に変化が表れる。

感想

一言でいうと、渋くてアツい男の友情物語です。友情と言っても、価値観も違う、かなり年の離れた2人ですが。

当時は、監督業に専念するために、最後の監督&主演になると聞いていたので、それも相まってかなり切ない気持ちで鑑賞しました。そのこともあってか、ラストは泣けました。

時代の流れも反映しつつ、イーストウッド監督の一つの区切りとなるような作品に感じました。

雑記

本作の脚本家

脚本を務めたニック・シェンクは、本作で映画脚本家デビューを果たす。その後、2014年に『ジャッジ 裁かれる判事』、2018年に『運び屋』の脚本を担当。クリント・イーストウッドは、『運び屋』で本作以来の監督&主演を務めた。

クリント・イーストウッドの主演が再度観られたのは、ニック・シェンクのおかげだったのでは、と思ってみたりします。