【人物相関図あり】過去の因縁が絡み合う良質ミステリー『イノセント』

『イノセント』（原題：El Inocente）

人を殺めてしまった男が引きずり込まれる、陰謀と殺意の底なし沼。
男は人生をやり直して幸せになろうとするが、1本の電話が彼を悪夢へと引き戻す—

1話は主人公マットに関する物語。2話はオルティス刑事に関する物語が描かれます。
2話にはマットが登場しないかと思ったところ、2話のラストでは、関係ないような2人の物語がきれいにリンクして、関わり合ってきます。
この展開の仕方がオリオル・パウロ監督っぽくて面白く、序盤から心を掴まれました。

3話の最後にオリビアが見つかります。失踪事件が一件落着したと思われるが…？

ラストシーンの終わり方も、”そっち”に持っていって終わるのかと、印象的でした。

本作の監督オリオル・パウロは、ギレルモ・デル・トロ製作のスリラー映画『ロスト・アイズ』の脚本を書き、名前が知られるようになった。

これまでにもミステリー映画を中心に製作。『ロスト・ボディ』や『インビジブル・ゲスト』などの犯罪スリラーは、国際的な評価を得て海外リメイクもされた。

私が初めて観た監督の作品は、『ロスト・ボディ』でした。それが面白くて、今では全て鑑賞済みです。ミステリーやスリラーが好きな方には、かなりオススメです。

映画好きのドグマ